社内SEは仕事が楽?そう単純ではない理由

ジャンプするビジネスマン
社内SEの仕事と聞くと

・残業が無く定時で帰れる
・専門的なスキルが必要ない
・社内のシステムの面倒を見るから納期は適当

みたいなイメージがあります。
まあだいたいその通りですが、他の側面も見ないと人によっては苦しむかもしれません。

その職に合った性格というのは当てにならない

例えば営業職の人は口が達者でややチャラいとか、体育会系のイメージが無いですか?
もちろん勝手なイメージですが、だいたいそんな人が集まる事が多い印象です。

いくら口が達者で営業トークが上手くても、胡散臭さが先に出るとこの人から物を買おうとか、提案を受けようとか考えませんよね?

そんな中、やたら慎重派で寡黙な人でもすごい営業成績を上げる人も存在します。
その人は相手にリスクが無いような提案を丁寧に行う事を心掛けていました。
その結果、相手も安心して仕事を任せれるという事で成績に繋がったとの事です。

社内SEはプライドが高い人には出来ない

社内SEはどうでしょうか。
一心不乱にパソコンとにらめっこするイメージがあるので、コミュニケーションスキルはいらないと思う人もいます。
ですが、社内SEの仕事内容のメインとなるのはヘルプデスク業務です。

ヘルプデスク業務は絶対に相手が存在する仕事です。
相手の立場になって、相手がわかるような内容で、解決方法を説明する必要があります。
しかもその問い合わせ内容は、はっきり言えばレベルの低い内容が多いです。

・ PCの電源入れても付かないんだけど!(電源コードが抜けてますやん・・・)
・ パスワード入れても入れないんだけど?(CAPSロックで大文字になってるだけ)
・ プリンタで印刷できないんだけど何でー?(あの、紙入ってないだけです)

こんな問い合わせが70〜80%を占めるといってもいいでしょう。
この内容を不満を顔に出さず淡々と解決する能力が求められます。

IT関連の仕事をして来た人は、個人的な印象ですがプライドが高い人が多いです。

・ くだらない質問しやがって・・・
・ そんぐらい自分で調べたらわかるだろ・・・

みたいな考え方が先行する場合は、いずれ精神が病んで辞めたくなるかもしれません。
自分の場合は、こんな自分でも頼りにされるという事が嬉しかったので、特に気にはなりませんでした。

頼りにされるのが嬉しくてたまらない、という人にはうってつけの仕事かもしれません。

自社システムを思い通りに出来ない

社内SEは自社のシステムの面倒を見るのだから、ある程度思い通りに出来ると考える人がいます。
システム部門が一人だけで、会社からシステム面を任せられていたらある程度コントロールは可能です。
ただ実際は自分の意志とは関係なく、とんでもないシステムを導入させられる場合があります。

たとえば社長がこれが流行っているから、とかの理由で衝動的にシステムを入れる事があります。
そしてその面倒はだいたいシステム部門が面倒を見る事になります。
衝動的に入れたのだがら、この先どうやって使っていくかのビジョンは無い場合がほとんどです。

それが役に立つシステムであれば良いのですが、ほとんどが使えないものばかり・・・。
でも導入に費用をかけた以上、何としてもシステムを活用しなければならず無理やり使う羽目に。
そしてシステム部員はそれを使いこなすための勉強を強いられます。

これから使うかどうかもわからないシステムを勉強せえと言われても・・・。
何でも勉強になると前向きに考えれる人ならかなり出来た人かと。

思い通りにするには実績が必要

社内SEもサラリーマンです、昇進して管理職になれば自分の思い描くシステム導入も出来るかもしれません。
当然それには周りからの信頼とそれに応えられる能力が必要です。
つまりそれまでは考えの違う人間が導入したシステムを使い続ける我慢強さが必要になります。

毎日このシステムの面倒を見ていると結構ボディーブローのように徐々にストレスが溜まってきます。

・ 俺だったらこんなシステム絶対入れない
・ 何で導入する前にもっと検討しなかったのか

みたいなもやもや感と戦いながら仕事をする羽目になります。

表面的には楽だが、精神的には疲れる

残業が少ない、納期が緩い、そういう悩みからは解放される事は確かにあります。
いわゆる長時間の拘束などで身体的な問題は少ないでしょう。
どちらかというと精神的な疲れが少しづつ溜まってくる、そんな仕事です。