ネットワークスペシャリスト試験対策、自分なりの短期間で効率良い勉強方法を書いてみる

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この記事は10月3日に書いていますが、2週間後にはネットワークスペシャリスト(以下ネスペ)の試験があります。
私も受験予定ですが、もうかれこれ4回目の受験です。前回は午後2が56点であと4点という所で落ちて悔しい思いをしたので、今回こそはという気持ちです。

さて既にバッチリ対策が出来ている人も、全く勉強していない人も様々でしょうが、私はだいたい試験1ヶ月前くらいからしか勉強しません。
あんまり前から勉強しても続かないので・・・。
それでも前回惜しいところまではいったので、効率はいいんじゃないかと勝手に思っています。

そんな私の勉強方法を今回書いてみます。

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ネットワークスペシャリストの特徴

ここに見に来てくれているという事はある程度試験の情報はご存知だと思いますが、どういう試験かというと

年に1回しか受験できない

examlist

上の表の通り、高度試験に位置する8つの試験は年に1回しか試験がありません。
1発勝負になるのでプレッシャーが半端ないです。

同じ高度試験の情報処理安全確保支援士(旧情報セキュリティスペシャリスト)は春と秋の2回チャンスがあるのでその分合格確率も上がりますし、難易度も「応用<支援士<高度試験」かなと個人的には思います。

旧情報セキュリティスペシャリストの試験には合格したので、難易度については実体験に基づいています。

技術そのものより運用の知識が必要

ベンダ試験であるCCNAなどはスイッチの設定方法やコマンドなども問題として聞かれますが、ネスペは実務的な問題が多く出ます。普段から運用をしていないと問題自体が理解できないという事もあるかもしれません。

この点でいえば社内SEでインフラを担当していると、非常に有利です。
私も実際に仕事でやっている事に近い内容の問題がよく出るなと感じています、まあ実務と試験の答えは必ずしも一致しないので逆に仇になることもありますが・・・。

午前問題の対策

午前1については応用情報と同じ内容なので割愛します。それにほとんどの人が免除になっていると思います。
ここで書くのは午前2の対策です。

さて高度試験まで来たら午前問題の対策はだいたいわかっているのではないでしょうか。
とにかく過去問を解くという事が一番の対策です。

毎回のごとく過去問と同じ問題がいくつか出ます。
6割の点数を取れば試験通過できるので、いくつか出る過去問で確実に点数を稼げば新規に出た問題がわからなくてもクリアできます。そのためにも過去問はバッチリ覚えておきましょう。

過去問はWebサイトを有効利用しましょう。
オススメは私もお世話になっている下記のサイトです。

ネットワークスペシャリストドットコム 過去問道場
https://www.nw-siken.com/nwkakomon.php

無料で使用できますし、PC・スマホでも利用が可能、さらに解説付きと素晴らしいサイトです。
過去9年の試験をランダムで出題する機能もあるので、出題が偏る事もありません。
1日1回通勤電車の中や昼休みなどにちょこっと解くだけでもかなり有効です、このサイトのおかげで午前ではまだ落ちた事がありません。

午後問題の対策

やはり問題なのは難易度の高い午後の対策、範囲が広いためどう勉強するのか悩みますね。
自分なりの時短な勉強方法です。

午後1の対策に絞る

午後1は毎年3問出ますがそれぞれ1つの大きなテーマで出題されます。午後2は一つの長文問題の中にいろんなジャンルの問題が出るという傾向で、それは午後1の勉強範囲の問題がほとんどなので、午後1の対策がきっちり出来ていれば午後2に活かせると考えています。

そこで午後1の対策に時間を割いて対策します。時間があれば午後2の対策もしたいところですが、時間が無い中の勉強方法という事で午後2については午後1で勉強した範疇が出る事を祈るという作戦です。

午後1で頻出しているテーマを抑える

下の表は過去5年で出題された午後1の問題の傾向です。

年度 問題 テーマ 出題された問題のジャンル
平成29年秋期 問1 SSL-VPNの導入 SSL/TLS、暗号化アルゴリズム、FW
問2 仮想デスクトップ基盤の導入 VDI、セキュリティ
問3 社内ネットワークとクラウドサービスとのネットワーク接続 インターネットVPN、BGP、OSPF
平成28年秋期 問1 電子メールシステム SMTP、メール環境、SPF
問2 モバイルネットワークの検討 無線LAN・VPN接続セキュリティ

問3

メールサーバの更改 DNS・VRRP・運用
平成27年秋期 問1 シングルサインオンの導入 HTTP・Cookie・負荷分散装置
問2 ファイアウォールの負荷分散 TCP/IP・FW・負荷分散
問3 侵入検知・防御システムの導入 セキュリティ・IDS/IPS
平成26年秋期 問1 ネットワーク構成の見直し ネットワーク冗長化・OSPF・VRRP・WAN高速化装置
問2 ファイアウォールの障害対応 FW冗長化・VLAN
問3 ネットワークのセキュリティ対策 セキュリティ・DNS・インシデント管理
平成25年秋期 問1 リモート接続ネットワークの検討 SSL-VPN、ポートフォワーディング、セキュリティ
問2 端末の管理強化 DHCP、VLAN
問3 ネットワークの再構築 VLAN、STP

出題されたジャンルについては私が問題を見て判断した内容なので、ちょっと違うという点もあるかもしれません。 過去5年間を見て目につくのがセキュリティの問題が毎年出ている事。

ネットワークといいながらセキュリティ寄りの問題が結構出るので、私の場合は情報セキュリティスペシャリストの試験勉強をしていた内容が結構役立ちました。 なので、資格を取得する順番として先にセキュスペ(現情報処理安全確保支援士)を取っておくのもいいかもしれません。

次にVPN関連の出題が目立ちます。政府が働き方改革を推進している以上、国家試験であるこの試験にも関連の問題をぶっこんできそうです。 在宅ワーク等には欠かせないVPNやクラウドなど、どこからでも利用できるシステムとネットワーク絡みの問題は多く出てくる予感がします。昨年の試験などはモロにその傾向が出ていますね。

あとよく出るテーマとしてはメール・SMTP関連、HTTPなどWebアプリケーション関連、ファイアウォール、DNS、ネットワーク冗長化あたりが頻出テーマでしょうか。 特にネットワーク冗長化については複雑なネットワーク構成になりがちなので、問題としても出しやすいでしょう。

結構オーソドックスなテーマの問題が多いように思います、最先端の技術の問題などはあまり出ない印象です。 なので上記のテーマの範囲を重点的に勉強すれば、ある程度得点を稼げると考えています。

 

書籍で勉強する

午後問題は過去問を解くのも有効ですが、なかなか解くだけでは理解し難い内容もあります。
そこで午後問の対策本が多く出ているので、それを利用するのも一つの手です。
個人的にオススメの本を紹介します。

人気の高い「ネスペ」シリーズの本です。この本は基礎力という題名から基礎的な内容を午後問題を通してかなり細かく解説しています。イラストなども多く使っており非常に読みやすいので、さらっと読めるのが有り難いです。

ただ基礎力という内容から今からネットワークスペシャリストを受けてみようという人にはいいかもしれませんが、何度か試験を受けているか、それなりに知識がある人には物足りない内容かもしれません。

それでも基礎を理解していないと解けない問題も多くありますので、試験勉強のおさらいとして読んで理解を深めるといった使い方も出来るでしょう。

私はkindle版を購入してスマホでいつでも読めるようにしています。大きな書籍を持たなくて済むのでこういう参考書と電子書籍の相性は抜群です。

こちらはその年度の試験解説のみに特化しているシリーズです、毎年出ていますがこれは29年度版です。

最も詳しい過去問解説とありますが、その謳い文句に偽りなくものすごく丁寧に問題の解説がされています。
1問1問かなり事細かく解説している本はこの本くらいだと思っています。
試験とは関係なくネットワークの読み物としても楽しめるくらい内容は充実しています。

欠点はやはり1年分しか無いという事、まあそれは丁寧な解説とのトレードオフなので仕方無いでしょう。
試験受けた後に読むと、「あ〜あれはこういう事だったのか」という事が多くあって一種の快感が得られます(笑)

まとめ:時間が無いからこそ効率重視の対策を

以上、私の勉強法を書いてみました。
簡単に言えばある程度ポイントを絞って効率良く対策する、完璧は目指さない、という事になります。

あとわかりやすい問題が出る事を運に任せる、という点も少なからずあります。
試験のヤマを張るという事はこれまでの人生でもありましたよね?
点数6割取ればいい訳ですから、点数取れる所を確実に取っていけば必ず合格できます。

ま、そういう私もまだ合格していない訳ですが、合格の報告が出来るように今からあがいている所です(笑)