マジで遅延ゼロ!aptX LL対応のBluetoothワイヤレスイヤホンでTVやSwitchの音を無線で聞く!

CX6.00BT
以前に下記の記事でiPhoneと相性の良いワイヤレスイヤホンを紹介しました。

今もiPhoneで動画とか見る時は重宝していますが、このイヤホンは(また後で説明しますが)コーデックがAACとSBCにしか対応していません。

なのでAACに対応しているiPhoneやMacだと遅延もほぼ無いんですが、普通のTVやPCなどで使用すると旧来のコーデックであるSBCになってしまうので、かなり遅延が発生しちゃうんです。

以前からTVや無線音声に対応していないSwitchの音をワイヤレスイヤホンで遅延無く聴きたい!という一般人には理解できない?野望があったので、さらなる低遅延でかつ安価なワイヤレスイヤホンを探している日々でした。

ですが今の世の中、技術の進歩はスゴイです。
本気で遅延の無いお手頃価格のワイヤレスイヤホンを見つけたので、紹介しちゃいます。

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なぜBluetoothイヤホンは音が遅延するのか

そもそもbluetoothイヤホンは無線で音を飛ばすので、原理上遅延はつきものです。
元々無線で音楽を聴くだけだった頃は気にならなかった遅延も、動画の時代になると音と動きのズレがストレスになってきて、より遅延の無い製品が望まれるようになってきました。

遅延に大きく関わっているのが「コーデック」です。

コーデック (Codec) とは?

符号化方式を使ってデータのエンコード(符号化)とデコード(復号)を双方向にできる装置やソフトウェアなどのこと。 また、そのためのアルゴリズムを指す用語としても使われている。
コーデックには、データ圧縮機能を使ってデータを圧縮・伸張するソフトウェアや、音声や動画などのデータを別の形式に変換する装置およびソフトウェアが含まれる。

出典:Wikipediaより

と何やら小難しい説明ですが、このソフトウェアでBluetoothで音を無線に飛ばせるように圧縮している訳です。
何故圧縮するかというと、Bluetoothは基本低速で音を飛ばせる容量が少ないので、圧縮させる事で無線に乗せる容量を減らしているんですね。

圧縮する事で音質も落ちて、遅延も発生するといった事が発生します。
しかし昨今ではBluetoothの速度や圧縮効率の向上により、音質向上や遅延を少なくする技術、新しいコーデックが出てきました。

Bluetoothで使われる主なコーデック

コーデック 説明 遅延 音質
SBC ほぼ全ての機器で使用できる標準コーデック 大(0.22秒±)
AAC Apple製品のみ対応するコーデック 小(速度非公開だが体感0.1秒±)
aptX CD音質並で低遅延を実現 小(0.07秒±)
aptX LL aptXをさらに低遅延化 極小(0.04秒±)
aptX HD aptXをさらに高音質化 小(0.07秒±)

主なコーデックの一覧です。
とりあえずSBCのコーデックだと遅延が大きいという事です、動画を見ると明らかに音がずれるのがわかります。
音質については、私は聞き分けられるほどの耳が無いので語れません。

で、冒頭で紹介したiKanziのワイヤレスイヤホンはAACなので比較的低遅延で音質も悪くないですが、さらに低遅延を目指すという事で今回は「aptX LL」の製品を試してみたいと思います。

ちなみに「aptX LL」のLLは「Low Latency」の略でレイテンシーは遅延の事、つまり低遅延という事です。

コーデックは送信・受信側両方で対応が必要

さてBluetoothで低遅延を実現するには「aptX LL」のコーデックが必要ですが、ワイヤレスイヤホンだけが対応していれば良いという事ではありません。
音を飛ばす側、送信側も「aptX LL」に対応している必要があります、そうでないと下位のコーデックである「SBC」などに変換されていまいます。

今回はTVの音声を無線で飛ばしてみます、その方法としてBluetoothトランスミッターがあります。
で、選んだ商品がこれです。

「aptX LL」「aptX HD」のコーデックに対応、送信だけなく受信(レシーバー)としても使えます。
私は試していませんが2台同時接続が出来るので、カップルでワイヤレスイヤホンで映画を見る、みたいな事も出来るかと。

個人的には光デジタルケーブル対応だったので、デジタル音声を劣化なく送れそうな事もプラスでした。

値段もAmazonだと4000円前後とお手頃な価格です。
レビューでも中々好評だったのでこの商品を選びました。

そしてイヤホンはこちらの商品。

まずワイヤレスイヤホンで「aptX LL」対応がそこまで多くありません。
あと個人的な好みでカナル型のイヤホンが好きなのですが、そのワイヤレスタイプとなるとさらに数が減ります。
ゴツいヘッドホンタイプだと結構数はあるんですがね。

で、この商品11000円前後と「aptX LL」対応のワイヤレスイヤホンとしては破格の安さです。
Amazonで他のヘッドホンと比べるとわかりますが、他の同系統の商品はもっと高いです。

ゼンハイザーはドイツの会社でヘッドホンやヘッドセット等では有名な会社です。
前職でコールセンターで働いていましたが、ゼンハイザーのヘッドセットは高性能で現場の評判も良かったです。
なので品質は全く問題無いと言っていいです!

と、両方で15000円前後の出費にはなりますが、Bluetoothで低遅延を味わいたい奇特な人間には屁でもない出費なんですよ!ぐへへ。

商品を購入してみた

いてもたってもいられず商品をAmazonで即ポチ、Amazonプライム会員なので次の日には到着〜。

まずは送信機となる「WSKY Bluetooth 5.0 トランスミッター」から。

横から見た写真。
wsky1
側面のスイッチで「TX⇔RX」を切り替えが可能です(TXは送信、RXは受信)
後ろには光デジタルケーブルの入出力の差し口と、ステレオミニプラグ用の差し口があります。

なおACアダプタを挿さなくても給電されます!地味に有り難いです。

上から見た写真。
wsky2
電源ボタンを長押しすると真ん中にあるWskyの文字の上のランプが青く光ります。

付属品。
wsky3
充電用のUSBケーブル、オーディオケーブル、光デジタルケーブルと説明書が付いてきます。

説明書。
wsky4
字、ちっさ!
読ませる気ないだろ、これ・・・。

続いてゼンハイザーのワイヤレスイヤホン「CX 6.00」です。
sennheiser1

ちょっと見にくいですがボタン部。
sennheiser2
真ん中のボタンで電源やペアリング操作を行います、+ーボタンで音量調整可能です。

充電の差し口はこの電源ボタンの横にあります。
sennheiser3
カバーを外すとこの穴が出てくるんですが、カバーが一瞬で壊れるか取れそう・・・。

あとイヤーピースの替えがケースに入っています、大中小と揃っているので自分の合ったものに替えましょう。

TVに繋いで音声を聴いてみる

では早速、商品が届いた所で接続を試してみたいと思います。

接続形態は下記のようになります。

テレビ ➡ (光デジタルケーブルかオーディオケーブル) ➡ トランスミッター ➡ (無線で送信) ➡ ワイヤレスイヤホン

今回は音質も重視するので、光デジタルケーブルをTVに繋ぎました。

なおトランスミッターとワイヤレスイヤホンのペアリングは両者をペアリングモードにするだけで完了します。
次からは電源入れるだけで自動ペアリングなので楽チンです。

で、結果を発表します。

マジで遅延ゼロ!!

いや、大袈裟じゃなくて本当に遅延無いです、実際は同時ではないんでしょうが人間には多分わからんくらいの遅延です。文章では伝わらないのがもどかしい・・・。

一番上の記事で紹介したAAC接続のワイヤレスイヤホンとiPhoneの組み合わせでもかなり低遅延でしたが、こっちはそれを遥かに凌駕しています。

光デジタルケーブル接続だとTVからも音声出るんですが、イヤホンから出る音とTVから出る音が全く同じタイミングだから合唱とかコーラス状態で聞こえます。

一度SBC接続のBluetoothでTV音声を聞いた人なら、めっちゃ音と映像がずれるのは理解してもらえると思います。
その後でこの「aptX LL」の接続で聞いたら、感動すると思いますよマジで(言い過ぎ?)

音質もなかなか素晴らしい

「CX 6.00」の音質もかなり良いと思います、Bluetoothイヤホンとしては十分すぎる音質じゃないかな。
自分は聞き分けられるほどの耳は持っていないので、比較は他の方にお任せします。

なおこのトランスミッターは高音質の「aptX HD」のコーデックにも対応しています。
残念ながらこの「CX 6.00」のイヤホンは「aptX HD」に対応していないんですが、対応しているBluetoothイヤホンとの組み合わせなら無線で高音質が楽しめます、音にこだわる人なら要チェックです。

まとめ:ワイヤレス生活が楽しくなる

遅延のあるBluetoothイヤホンで聞いた人なら、音と絵がずれるストレスが半端ないのはわかってもらえるでしょう。
それが全く遅延のない状態になるだけで、めっちゃいい買い物した〜と満足感が半端ないです。

あ、そうそうゲーム機のSwitchはTVモードでイヤホン使いたい時はTVにイヤホン挿すしか手が無いですが、これならワイヤレスイヤホンで音声を聞きつつSwitchが楽しめます!音ズレも無いからゲームとの相性もバッチリですよ。

この遅延の無さを証明するために、Bluetoothイヤホンの天敵とも言える音ゲーが出来るのかを検証してみました!
タイミングが命である音ゲーと無線という相性最悪の組み合わせ、果たしてどうなったのか?!